ルームメイト [book] [~'23 国内編]
今邑彩/中央公論新社/お薦め度 ★★★★
多重人格者の共演
1997年の刊行、最近やたらと新聞、書店で目立つ文言、「騙されました」、それならと手にしました。
「騙されました」の代表格と言えば、歌野晶午/「桜葉の季節に君を想うということ」、乾くるみ/「イニシエーション・ラブ」などが挙げられますが、本書の騙されたは種類が違うようです。途中からもう一度読み返す必要はありません。巻末の「落ち」に騙されたというブラックジョーク的なものではないでしょうか。
1997年の「このミス・・・」には本書の姿はどこにもありませんでした。本屋さん大賞に代表される、○○書店の××さんがこう言っています的なことで話題になっている作品かな!?
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