ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士[book] [スティーグ・ラーソン&ダヴィッド・ラーゲルクラン]
スティーグ・ラーソン/早川書房/お薦め度 ★★★★★
「ミレニアム」三部作、完結!
第二部のラストで、頭を撃たれたリスベット、ミカエルの機転で救急へりで病院に搬送され緊急手術を受ける。一方、アレクサンデル・ザラチェンコもリスベットに斧で頭をかち割られ、同じ病院で手術を受ける、ふたりとも一命をとりとめる。
今回のリスベットは病院になか、動くことが出来ない。事件の核心にせまる役割は、ミカエルを中心とする「ミレニアム」メンバー、ミルトン・セキュリティーの社長、スタッフ、ストックホルム県警犯罪捜査部、公安警察憲法保証課・・・たくさんのメンバーが結果として、リスベットの疑念を晴すため奔走する。
リスベットは病室からPDAを使ってミレニアムの共同経営者、エリカ・ベルジュにつきまとうストーカーを退治するだけ・・・
リスベットの心境が吐露される、「彼女は相手がだれであれ、借りをつくるはきらいだった。まるで自分にはコントロールできないゲームの駒になったような気がした」(下巻404頁)
リスベット抜きで最終章へとつきすすむ。
三部作として十二分に楽しませてくれたシリーズです。本年度ベスト3 間違いなし!?
コメント 0