桜庭一樹/講談社/お薦め度 ★★★★
直木賞受賞後初の書き下ろし
「赤朽葉家の伝説」、「私の男」から続く生半可でない家族愛。一冊一冊はすごい小説、特に直木賞受賞作「私の男」は、だが読み手にとっては少々つらいものがある。決して楽しい小説ではないから。
母親は眞子、娘は駒子。マコとコマコ。逃亡生活、虐待、呪文・あなたとこの世の果てまで一緒、別れ・・・なんともすごい設定。
「ファミリーポートレイト」とは妙なる表題、正に物語を支配するマコの呪文を象徴している。
物語の粘っこさにめげなければ高い評価の作家!?
2009-03-07 11:55
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