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邪魅の雫 [book] [京極夏彦]

sample10.jpg京極夏彦/講談社/お薦め度★★★

わたし的には少々長過ぎた!?

京極ファンじゃない私でも、直木賞受賞作「後巷説百物語」は愉しめた一冊だった。

昭和二十八年、江戸川、大磯、平塚と続く毒殺殺人。榎木津のお見合い相手が絡んでいることから、関口君、益田君、京極堂が事件解決に乗り込むはめになる。事件はいつしか点が線としてつながっていく。

ファンじゃないわたし的には少々辛いページが多すぎました。ファンにはたまらないページだったかもしれませんが・・・

昭和二十八年という時代設定、戦後の動乱から少し落ち着きを取り戻した、をもっと大事にした物語だったらよかったのに!?


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