ぬしさまへ [book]

畠中恵/新潮社/お薦め度★★★★

「しゃばけ」に続くシリーズ第二弾！

一太郎・・・廻船問屋長崎屋の一人息子。
佐助・・・長崎屋の手代。実は犬神。
仁吉・・・長崎屋の手代。実は白沢。
栄吉・・・三春屋の跡継ぎ。一太郎の幼馴染み。
その他・・・屏風のぞき、鳴家、鈴彦姫、蛇骨婆、獺など妖怪多数。

病弱な一太郎が人目を盗んで外出した夜、人殺しを目撃。それを機に、連続殺人が起こる。妖怪と一緒に事件解決に乗り出す一太郎。

ジェフリー・ディーヴァーの「リンカーン・ライム」シリーズを思い出してしまった。リンカーン・ライムはベッドの上で最新IT機器を駆使、現場でライムの目となり、耳となり、鼻となって活躍するアメリア。本書で言えば、一太郎の目、耳、鼻となるのは佐助、仁吉、妖怪・・・どちらの推理も神業！

シリーズ第四弾、「おまけのこ」好評発売中！？