女神の天秤 [book] [~'23海外編]
フィリップ・マーゴリン/講談社/お薦め度 ★★★★
主人公の生い立ち。飲んだくれの母親、苦学してロースクールを卒業、思いもかけない大手弁護士事務所に就職、薬害訴訟にからむプロジェクトを担当。こう書いてしまうと、苦労が実った立身出世の若者ということになりますが、世の中そう甘くはなかった。
訴訟に対する致命的なミスを起こしクビを言い渡される。おまけに元上司殺しの容疑もかけられ踏んだり蹴ったり。この苦境を乗り切るため、元の職場の調査員、弁護士が協力する。主人公の容疑がはれ、事件の全貌は明らかになるのか・・・?
なかなかサービス満点のリーガル・ミステリー。アメリカではベストセラー作家のひとりらしい。間違っていたらごめんなさい。数年前、既刊の「葬儀屋の未亡人」が「何とかベスト10」に入っていたような記憶があります。
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