8つの完璧な殺人 [book] [ピーター・スワンソン]
ピーター・スワンソン/東京創元社/お薦め度 ★★★★
名作ミステリーへのオマージュ
ミステリー専門書店、オールド・デヴィルズ・ブックストア、の店主、マルコムももとをFBI捜査官のグウェンが訪ねる。マルコムが10年前ブログに載せた<完璧なる殺人8選>について詳しく聞きたいと・・・
8選とは、「赤い館の秘密」、「殺意」、「ABC殺人事件」、「殺人保険」、「見知らぬ乗客」、「溺殺者」、「死の罠」、「シークレット・ヒストリー」・・・
グヴェン曰く、8つの作品に手口が似ている、と。
物語はどう展開するのかと思いきや、マルコム自身が「見知らぬ乗客」の交換殺人の片棒を担いでいることが早々に明かされる。ブログのリストに再び引き戻されたマルコムは交換殺人の相方捜しに執心?する・・・いかにもピーター・スワンソンらしい!?
名作ミステリーへのオマージュではあるが、スワンソンらしい結末かといわれるとそうではないような気がする。意欲は買うが結末は買わない・・・
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