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捜索者 [book] [タナ・フレンチ]

sample1.jpgタナ・フレンチ/東京創元社/お薦め度 ★★★★

600頁超の大作

アイルランドに移住した元シカゴ市警の刑事カル、廃屋を修繕しながら田舎生活を愉しんでいた。そんなある日、カルを監視する視線を感じた。視線の主は十代の子供だとわかり、デスクの修理作業を手伝えと持ちかける。


口数の少ないその子はトレイ、何か事情と要件を抱えていることはわかったが、ふたりで共同作業を進めることに・・・

そんなことが続いた後、トレイは失踪した兄、19歳、を探してほしいと切り出す。最初は断ったものの、兄を慕う思い、家庭環境を聞いてしまうと、情にほだされ兄を探すことを約束してしまうカル。

ここまでで200頁、ゆっくり物語は進む。

兄の友人、ガールフレンドに話を聞いて回るが、失踪の理由に心当たりはない、と。元警官のカルの臭覚が違和感を覚える。

カルの行動は村人の知るところとなり、隣人の老人、マート、から手を引けと警告を受けるはめに。静か村で何が起きているのか?

ミステリーぽくないミステリー!?引退し、のんびり暮らしている元刑事が最後のお勤め?に駆り出される。そんな物語・・・



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