ガン・ストリート・ガール [book] [エイドリアン・マッキンティ]
エイドリアン・マッキンティ/早川書房/お薦め度 ★★★★
刑事ショーン・ダフィ・シリーズ第四弾
杉江松恋氏が言うには、「このシリーズ、全部読むのが面倒臭かったなら、最初の三作は飛ばして<ガン・ストリート・ガール>から読んでもいいと思う。それも面倒臭かったなら、五作目の<レイン・ドッグス>は後回しにして<ガン・ストリート・ガール>の次は最新刊<ポリス・アット・ザ・ステーション>でもいい・・・」
馬券屋の富豪夫婦が自宅の居間で射殺され、同居の息子マイケルの姿が見えない。家庭内の争いによる単純な事件か?と思われた。
ダフィ警部補は新入りの部下と捜査に当たる。行方不明のマイケルが遺書を残し、崖下で死体で発見される。
マイケルに続いて恋人?も自殺と思しき死を遂げる・・・
マイケルの大学時代の交流関係から彼のビジネス?が明らかになる。武器製造会社の社員、労働組合代表、アメリカ領事館宅のゲスト・・・事件は思わぬ方向へ舵を切る。
確かに杉江氏の言う通り、評判の高かった?<レイン・ドッグス>は飛ばしてもいいようだ!?
追伸:冒頭、現在世間をまたまた騒がせている統一教会が北アイルランドにも支部をもっていたのか?ダフィが「おもしろい事実を教えてやろう。統一教会の教祖、文鮮明は長老派として育てられた。つまり統一教会ってのは韓国の過激な長老派みたいなものなんだ」とのたまう件が・・・
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