過ちの雨が止む [book] [アレン・エスケンス]
アレン・エスケンス/東京創元社/お薦め度 ★★★★
「償いの雪が降る」の続編
大学を卒業したジョーはAP通信社の記者となっていた。ある日、編集長からジョーの書いた記事が上院議員の名誉を棄損したとして訴えられたと知らされる。それと同時に、自分と同じ名前の人物の死体が発見され、凶行の疑いがあると書かれたプレスリリースを渡される。
ジョーの父親は彼が生まれた時、消え、いまどこに住んでいるのかもわからない。顔も知らない実父かもしれない!?
編集長から警察で撮られた古い顔写真を受け取り、父という神話に骨がつき、肉がつきはじめた。
早速、車を飛ばし現場の町へ向かい、聞き込みをはじめる。誰もが死んだ男について芳しくない印象をもっていることがわかってくる。
父親捜しと同時に殺人事件の真相を追うジョーに、自閉症の弟ジェレミーの後見人争いで袂を分かった母親の影、恋人ライラから受け取った母親からの手紙、が付きまとう。
過去と現在に課された家族にまつわる試練をジョーはどう向き合い、乗り越えて行くのか!?
謎解きミステリーというより青春ミステリーかな!?
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