ボンベイ、マラバー・ヒルの未亡人たち [book] [~'23海外編]
スジャータ・マッシー/小学館/お薦め度 ★★★★☆
アガサ賞最優秀歴史小説賞
1921年、インド、ボンベイでただ一人の女性弁護士、ただし法廷には立てない、のバーヴィーン、父親の法律事務所で事務弁護士として働いていた。
亡くなった実業家の遺産管理のため三人の未亡人が暮らすマラバー・ヒルの屋敷に赴く。彼女らは厳格なムスリム、男性と同じ部屋にいることを禁じられている上、四ヶ月と十日喪に服さなければならなかった。そういう意味でもバーヴィーンは適任だった。
屋敷には実業家から後見人を仰せつかった男がひとり、未亡人たちの遺産の使われ方の鍵を握っていた。その後見人が殺され、その現場にバーヴィーンが遭遇することになる。
遺産が正しく分配、使われることに事務弁護士として関わる一方、密室殺人の犯人探しにも奔走する。
バーヴィーンが弁護士の夢を一旦諦め、またその後オックスフォードで法律を学ぶ件、弁護士になった後の自身の裁判も本書のもうひとつの読みどころ・・・
600頁超の大作だが、一気読み間違いなしの歴史小説。今年は小学館の当たり年かもしれない!?
アガサ賞最優秀歴史小説賞
1921年、インド、ボンベイでただ一人の女性弁護士、ただし法廷には立てない、のバーヴィーン、父親の法律事務所で事務弁護士として働いていた。
亡くなった実業家の遺産管理のため三人の未亡人が暮らすマラバー・ヒルの屋敷に赴く。彼女らは厳格なムスリム、男性と同じ部屋にいることを禁じられている上、四ヶ月と十日喪に服さなければならなかった。そういう意味でもバーヴィーンは適任だった。
屋敷には実業家から後見人を仰せつかった男がひとり、未亡人たちの遺産の使われ方の鍵を握っていた。その後見人が殺され、その現場にバーヴィーンが遭遇することになる。
遺産が正しく分配、使われることに事務弁護士として関わる一方、密室殺人の犯人探しにも奔走する。
バーヴィーンが弁護士の夢を一旦諦め、またその後オックスフォードで法律を学ぶ件、弁護士になった後の自身の裁判も本書のもうひとつの読みどころ・・・
600頁超の大作だが、一気読み間違いなしの歴史小説。今年は小学館の当たり年かもしれない!?
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