宮部みゆき/文藝春秋/お薦め度 ★★★★
杉村三郎シリーズ第五弾
三編とも捻りの効いた話にはなってはいるが、少々淋しすぎる!?
「着手金5000円」のいい人探偵、杉村三郎、の困ったお相手は、自殺未遂をして入院?したものの消息を絶った主婦、結婚式の当日、式が挙げられなくなった訳あり新婦たち、自己中で無軌道なシングルマザー・・・
律義でお人よしの杉村と困った女たちの対比がより際立つ構成。しかもウエットな毒気?のある結末にびっくり!?
前作のほっこり感はどこへ?
娘、桃子の姿がオーバーラップするたびに涙腺が緩む杉村、ふたりの関係が進展することを切に願います。
コメント 0