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乗客ナンバー23の消失 [book] [~'23海外編]

sample1.jpgセバスチャン・フィツェック/文藝春秋/お薦め度 ★★★★

週刊文春ベストミステリー第三位

囮捜査官、マルティン、5年前に妻子が豪華客船<海のスルタン>から姿を消した。自殺?として処理された・・・憎むべき<海のスルタン>号へ一本の電話がマルティンを導いた。

二か月前に船から消えた母娘の娘が忽然とマルティンの息子のテディベアを手に姿をあらわす。いままでどこにいたのか?母親はどこに?

二千人超の乗客のなかに、胡散臭い?面々が・・・分譲型船室に住む老女、シングルマザーの母娘、億万長者の船主、泥棒、三等航海士とメイド・・・

神隠しにあった娘は口を閉ざし、老女は客船で起きた事件を調べ「この船には殺し屋がいる」と、シングルマザーの母は娘のあられもない姿を見、茫然自失、一方の娘はある計画を持って乗船、億万長者の船主は乗客が消えた事実を握りつぶそうと、メイドを痛めつける三等航海士、それを目撃した泥棒・・・

物語的には凝った筋書きになっているのだが、翻訳のせいなのか場面のつながりにスムースさがなく、たびたび読み返すことになる。

最後の最後におまけもついたサービス精神満載な一冊だが、週刊文春の三位の評価はちょっと甘い!?

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