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到達不能極 [book] [江戸川乱歩賞]

sample1.jpg斉藤詠一/講談社/お薦め度 ★★★★

江戸川乱歩賞受賞作

2018年、遊覧飛行中のチャーター機がシステムダウンで南極に不時着する。時を同じく、南極観測隊員が雪上車で移動中、電波障害?に見舞われるなか一瞬だけ受信した飛行機の避難信号・・・

1945年、ペナン島の日本海軍基地、訓練生の星野信之はドイツから来た博士と娘、ロッテを南極のナチス・ドイツの秘密基地まで送り届ける任務を言い渡される。

2018年、現在と1945年、過去を繋ぐものとは?

ナチスが研究をしていた「不老不死」、生身の人間の意識ー脳内の電気信号の流れを保存することに成功したらしい。今でもそれが生き残っていて、飛行機の不時着、通信不能等を引き起こした

博士の娘、ロッテに恋心を抱だき彼女の意識と最後の交信をした青年。保管された「意識」を提供したロッテに会うため70年の歳月を経て再び南極へ向かったかつての青年。

過去の清算と現在の危機がどう結びついてどう解決されるのか?

江戸川乱歩賞にしてはちょっと趣を異にする作品。福井晴敏の作品が一瞬頭をよぎる・・・冒険SFサスペンス!?

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