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花ひいらぎの街角 [book] [吉永南央]

sample1.jpg吉永南央/文藝春秋/お薦め度 ★★★★

シリーズ第六弾

物語は草のもとに旧友、初之輔ー半世紀前この街にあった芸術家集団に所属、小説を書いていたーから小包が届く。中身は絵巻物・・・

絵巻物を発端に話が膨らむと同時にお草さんの好奇心も全開!

活版印刷のカードを見せてくれた美容会社の営業社員、親会社の情報流出事件に翻弄される下請け社長、活版印刷のベテラン職人と三年前に自殺した妻・・・情報漏えいは?自殺は?結末に向け物語は収斂していく・・・

相変わらずほっこりのシリーズ第六弾。今回の特筆すべき物語は「小蔵屋」の従業員、久美がふたりの男から見染められる件・・・久美らしい結末!?

一服の清涼感!


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