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燃える部屋 [book] [マイクル・コナリー]

sample1.jpgマイクル・コナリー/講談社/お薦め度 ★★★★

ハリー・ボッシュ・シリーズ最新刊

定年延長選択制度の最後の年、若手育成のため?ボッシュのパートナーに指名されたのはメキシコ系女性刑事ルシア・ソト、未解決事件班でふたりが担当するのは10年前に狙撃され、体内に残った銃弾を取り出すことが出来なかった元マリアッチ楽士メルセドの事件。

車いすのメルセドは生前、市長選挙に担ぎ出され、治安維持を訴える候補の勝利に貢献した。その元市長が今回は州知事選の候補者として再度メルセドの死を取り上げる。

一方、ソトはボッシュとメルセドの事件を追いながら、自身が7歳の時に経験した未解決の火災事件について個人の時間を費やしていた。ソトの個人的な事件とメルセドの事件がいつしか関連し、関連性を指摘したのはボッシュ、ふたりでふたつの事件を追うことになる。

いつもより切れ味の悪いボッシュ?上司の顔色をうかがっているのか?定年延長選択制度が破たんしつつある現在、契約終了前に退職を迫り、年金額の減額を模索しているという噂が原因か!?

事あるごとにソトの能力を発揮させるべく行動するボッシュ、孫を見るお祖父ちゃん?その一方であらゆるかつてのコネクションを使って事件に迫るボッシュ!

ネタばれ?最後の最後に無能な上司、政治的手腕だけで生きている、により停職処分を言い渡されるボッシュ。次作、年末刊行予定、はどうなるのだろうか?

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