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テロリストの処方 [book] [~'23 国内編]

sample1.jpg久坂部羊/集英社/お薦め度 ★★★★

医療ミステリー

”勝ち組医師”と”負け組医師”の二極化は顕著になり、患者の”医療負け組”はじわじわ増え、”医療勝ち組”はさらに贅沢な医療に奔走するようになった。

”勝ち組医師”を狙ったテロ?が連続して発生する。現場には「豚ニ死ヲ」のメッセージが残されていた。

現状を危惧する?グループは医療改革案を推進する。その案とは医師免許の更新制、再教育プログラム、医師の年棒制・・・その活動は「粛清」の要素を次第に強くして行く。

その一方で”勝ち組医師”がのさばっているかぎり、医療はよくならないと”負け組医師”を支援活動を始めたグループが出てくる。”勝ち組医師”を狙ったのはこのグループなのか!?

近未来的なもの、医療制度改革、”負け組医師”のホームレス化・・・と人間的なもの、遺恨、プライド・・・の混在が両方を際立たせる!?

医師であり作家である著者の着眼点には敬服だが、二時間ドラマ的な展開には「?」。

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