桜木紫乃/文藝春秋/お薦め度 ★★★★
桜木ワールド
釧路で母から引き継いだ書道教室を営む篠塚夏樹、認知症を患う母から発せられた「涙香岬」、それは地図には載っていない地名だった。
そんな折、新聞の短歌にその地名を見つけ、作者を訪ねる夏樹。
作者は元教師の沢井徳一、夏樹に会った瞬間、忘れられない教え子の姿が甦る。
父親を知らない夏樹の父親探しと、沢井の教え子探しがいつしか交わることになる。
相変わらず、いい意味での、の桜木ワールド、それにしても書道家がお好きなのか?「無垢の領域」にも書道家が・・・
2017-01-13 08:34
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