水鏡推理Ⅴ [book] [松岡圭祐]
松岡圭祐/講談社/お薦め度 ★★★★
シリーズ第五弾
「研究公平推進室」、組織図に載っている部署、へ異動となる水鏡瑞希、「・・・タスクフォース」での仕事ぶりが認められたからか?
異動をまじかに控えた瑞希へ見慣れない電話番号からショートメールが・・・「荒川車庫へおいでねがいませんか」、と。現地へ赴く瑞希、そこで待っていたのは見知らぬ女、「不妊バクテリアに感染している。開発をやめさせて。あいつら細菌を培養しいる」・・・
見知らぬ女は強引に病院に連れ戻された。その翌日は瑞希の初出勤、女性キャリアの下で次世代エネルギーの核融合研究の検証に取り組むことになる。専門的知識のない瑞希はついていくのに四苦八苦!
瑞希は過ってのアルバイト先の探偵事務所に頼んで見知らぬ女、キョウカ、の病院を突き止めてもらうが、独房のような所に隔離されている女から新たな収穫はなかった。その帰り男から声をかけられる、世田谷の公園に来てほしい、と。
公園に着くと目隠しをされ、病院の一室らしいところ連れ込まれ、挙句の果てに「不妊ワクチン」?を注射されてしまう・・・
融合研究と不妊バクテリアがどう関連するのか?松岡圭祐ならではの筋立て!
前作では父親と向き合う瑞希が描かれていたが、本書でも母親と向き合うサブストーリーにほっこり!
一気読み間違いなしのシリーズ第五弾!
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