転落の街 [book] [マイクル・コナリー]
マイクル・コナリー/講談社/お薦め度 ★★★★
ハリー・ボッシュ・シリーズ最新刊
未解決事件班に復帰したボッシュのもとへ、20年以上前の事件の証拠からDNA鑑定により新たな事実が届く。捜査に乗り出すボッシュへ突然の横やりが・・・
元ロス市警副本部長で現在は市議、アーヴィン・アーヴィング、市警時代、ボッシュと確執のあった人物、からホテルのスイートルームから飛び降りた息子の事件を担当するようにと圧力が市警幹部にかかり、ボッシュが事件を担当することになる。
市議の息子は親父の威光をかさに市がらみの利権を個人事務所で生業としていた。
慎重に捜査を進める一方で未解決事件も怠りなく手を打つボッシュ!二つの事件が並行しながら物語は進む。
定年延長選択制度で当初は三年強だった延長が最後の最後に最大限の五年に延びる件は政治的なものだが、読者としてはうれしい限りだ。
現在60歳のボッシュ、定年延長で65歳まで市警?その後再度私立探偵へ復帰?、勝手に想像しちゃいますが、とまだまだ続くシリーズ!
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