月村了衛/講談社/お薦め度 ★★★★
大藪春彦賞受賞作
表の顔は廻船問屋の番頭、裏の顔は抜け荷を一手に仕切る稼業、その名は「残月の郎次」・・・懐に「コルト」を忍ばせ、邪魔者を闇に葬るのも知られざる郎次の務め。
一家の跡目と目された郎次の運命がひとつの殺しから暗転する。裏の仕事から干され、弟分は手のひらを返したように郎次から離れていく。
切り札の「コルト」を頼りに裏の組織に戦いを挑む、時代劇犯罪小説。
大藪春彦賞受賞作というのも何となく納得してしまう一冊。著者ならではの時代小説!
2016-05-15 13:25
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