犯人に告ぐ2 [book] [雫井脩介]
雫井脩介/双葉社/お薦め度 ★★★★
待望の第二弾?
「犯人に告ぐ」の刊行が2004年、11年ぶりにシリーズ第二弾が読めるとは・・・
今回も巻島警視が立ち向かうのは誘拐事件、誘拐事件といっても「誘拐ビジネス」。菓子メーカーの社長と息子が別々に誘拐され、社長だけが後日解放される。社長と犯人の間で身代金授受の方法が念入りに打ち合わせされていた。
警察に気づかれることなく身代金を受け取り、息子を解放する計画のビジネス団。
警察vs社長一家、警察vsビジネス団、社長一家vsビジネス団、三つ巴の騙し合いが始まる。成功したかに見えた身代金授受、社長の寝返り?で失敗に終わる。
社長の寝返りを計算にいれていたビジネス団はプランAの実行に移る。それはオレオレ詐欺で培ったノウハウがもとになったものだった。
事件解決の突破口がキャリアの浅い女刑事と原付バイクとはちょっとしみったれていませんか!?
柳の下に二匹目のドジョウはいないのかも・・・
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