ネメシス 復讐の女神 [book] [ジョー・ネスボ]
ジョー・ネスボ/集英社/お薦め度 ★★★★
ハリー・ホーレ・シリーズ第四弾
白昼堂々の銀行強盗、女子行員を射殺、金を奪って逃走する。
強盗部と刑事部の合同捜査に加わるハリーと新人のべアーテ。べアーテの父は銀行強盗事件で殉職した刑事だった。
べアーテは一度見た人の顔を記憶するという特殊能力を持っていた。ハリーとべアーテは強盗事件ではなく殺人事件として捜査を進める。
そんな折、過ってのガールフレンドから食事に誘われるハリー、翌朝の目覚めは重度の二日酔い症状、前夜の記憶がまったく無くなっていた。そしてガールフレンド、アンナ、が死体で発見される・・・
ハリーとベアーテは合同捜査から外れ、ふたりでチームを組んで捜査にあたることになる。一方、アンナの事件は自殺として処理される。
銀行強盗とアンナの事件、ふたつを追うハリーのもとへ謎めいたメールが届く。ハリーがアンナの自宅にいたことを知っていると・・・
前作で登場するヴォーレル警部、今回も裏で暗躍、ハリーを窮地に追い込む。
マイクル・コナリーのハリー・ボッシュ・シリーズの域に近づきつつあるハリー・ホーレ・シリーズ!?「コマドリの賭け」(現在、絶版)で殉職したエッレン・イェルテン刑事事件の続きものの本書、完結編、第五作の邦訳が待たれる!
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