コマドリの賭け [ジョー・ネスボ]
ジョー・ネスボ/ランダムハウス/お薦め度 ★★★★☆
ハリー・ホーレ・シリーズ第三弾
まず、歴史的背景。1940年、ナチス・ドイツはノルウェー侵攻、国王と政府はロンドンに亡命、親ナチ政権が出来たが抵抗も続いた。1941年、東部戦線(独ソ戦争)、ノルウェー軍の主力はレジスタンスを続けるが、新ナチの人たちはナチス・ドイツと一緒に東部戦線で戦う。1945年終戦を迎え、国王は歓呼のなか帰国。
悪名高き世界最重量のメルクリン・ライフルを入手しようとする老人。
次々に起きる殺人事件、東部戦線の兵士だった老人がナイフで首を切られ・・・ハリーのパートナー、エレンが撲殺・・・ネオナチの男を刑事が射殺・・・
メルクリン・ライフルが外務次官を射殺・・・歴史学者の妻が連れ去られ、同じくメルクリン・ライフルで射殺される。
東部戦線と現在が幾重にも絡み合い、その謎を紐解くハリーと新米刑事ハルヴォルセン。最後の最後にメルクリン・ライフルが狙うターゲットとは・・・?
フレデリック・フォーサイスの「ジャッカルの日」を彷彿させる一級のエンターテインメント。
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