ブラック・ウォーター[book] [T・ジェファーソン・パーカー]
T・ジェファーソン・パーカー/早川書房/お薦め度 ★★★★☆
邦訳は本書がはじめてだが、シリーズ第三弾
オレンジ郡保安官事務所保安官補、アーチー・ワールドクラフト、妻、グウェンは、自宅に侵入した何者かによって撃たれ、アーチーは頭の中に弾丸が残る重傷を負い、妻を殺害されてしまう。
ふたりの暮らしぶりは、保安補の報酬をはるかに超えるものだった。
すべての証拠は無理心中か、それともアーチーの犯行を示すものばかりだった。肝心のアーチーは一命を取り留めたものの、記憶の一部を失っていた。
本シリーズの主人公、殺人課巡査部長、マーシはアーチーの真実を信じながらも、反証の材料を掴めないでいた。そんな折、アーチーが自らの手で、妻殺しの犯人を探すため病院から抜け出し、忽然と姿を消してしまう。
マーシの人物設定が前作とくらべ、ほっとするほど人間臭い。亡き夫は父親ほど歳の離れた先輩。今はオレンジ郡の大きな農場に一粒種のティムと父親の三人暮らし。自分と家族を大切にしながら賢明に捜査に当たる。
アーチーの起訴を急ぐ検察局。事件の核心に迫りつつあるマーシ・・・
期待の持てるシリーズ!?
2014-05-02 12:14
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