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彼の個人的な運命 [book] [フレッド・ヴァルガス]

sample1.jpgフレッド・ヴァルガス/東京創元社/お薦め度 ★★★★

三聖人シリーズ第三弾のフレンチ・ミステリー

前作「論理は右手」同様、主人公は元内務省調査員、ケルヴェレール。

元売春婦のマルトが「ボロ館」に連れた来たクレマンは、一時彼女が親代わりとなったことがあったアコーディオン弾きの男。女性連続殺人事件の容疑者として手配されていた。

マルトを信じる三聖人、三聖人のひとりマルクの叔父で元刑事のアルマン、ケルヴェレールが協力、捜査に乗り出す。

パソコン、携帯があるのに古色蒼然とした雰囲気とアナログな捜査、ここが本書の特徴でもあるのですが、がなんとも心地いい!?

ラストのラストまで引っ張っても300頁、愉しめる一冊だが、またまた三聖人の掛け合いが少ないのには不満が残る・・・


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