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一の悲劇 [book] [法月綸太郎]

sample4.jpg法月綸太郎/祥伝社/お薦め度 ★★★★

「売れてる本」で紹介の一冊

朝日新聞「売れてる本」で最近紹介の一冊。このコラムには結構騙されて?いるのだが、ついつい手にしてしまう。

事件は誤認誘拐。中堅広告代理店に勤める山倉史郎、妻・和美は専務の娘。ひとり息子・隆史は妻の亡き妹の子。妻の入院時に親しくしていた看護師の息子が隆史と間違えられて誘拐される。その少年は史郎と看護師の間に生まれた子ども。

身代金受け渡しに失敗、少年は死体で発見される。

妻の妹の夫が怪しいと睨んだ史郎は単独調査にあたるが、鉄壁のアリバイを崩すことができない。アリバイ崩しに男の部屋に忍びこむ。そこで奇妙な原稿を発見するが、殴られ気絶、その間に男は殺され、部屋は密室状態にされた。

警視の息子で名探偵?法月綸太郎が現れ、事件を解決する。いつものパターンへ。

「めくるめく、どんでん返し!」と帯にあるが、「めくるめくミスリードを書き連ね」と言った方がいいのかもしれない。著者、弱冠26歳の作品、まだ青いリンゴの感はいなめない。著者の代表作「生首に聞いてみろ」が生まれるまで後13年。

また、今回も朝日新聞に騙された!?


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