ブラックランズ [book] [ベリンダ・バウアー]
ベリンダ・バウアー/小学館/お薦め度 ★★★★
CWA賞ゴールドダガー賞受賞作
2013年、小学館の隠し玉に著者の「FINDERS KEEPERS」が挙げられている。
主人公のスティーヴン、13歳、は19年前11歳で殺された叔父・ビリーの遺体を捜すため、シャベルで穴を掘り続けている。
ひょんなことから連続児童殺人犯のエイヴリーが服役中であることを知り手紙を書く。そこから暗号めいたふたりの往復書簡が始まる。
ここまでのプロットはサイコ的な高揚感があるのだが、結末にもうひとひねり欲しかった。どこかの党の原発政策じゃないが、「フェードアウト」してしまった。
受賞作にしては話題にのぼらなかった一冊。今度の隠し玉に期待しましょう!
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