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64(ロクヨン) [book] [横山秀夫]

sample1.jpg横山秀夫/文藝春秋/お薦め度 ★★★★☆

沈黙の7年

「半落ち」で直木賞決別宣言、林真理子選考委員のクレーム、は2003年、2004年の「出口の見えない海」を最後に断筆宣言?

昭和64年、平成元年、のD県で起きた「翔子ちゃん誘拐事件」。時は流れ平成14年、誘拐事件は未解決のままお蔵入りの様相を呈していた。

長官の現場視察、被害者宅訪問がD県警の刑事部、警務部の全面戦争を引き起こす。組織のパワーゲーム、刑事部か警務部か?広報官として第三の道はないのか葛藤する三上義信。警務部にとって刑事は「前科」。三上は事件当時、身の資金受け渡しの追跡車の助手席にいた。

長官視察の真の狙いは、内部抗争の行きつく先は、誘拐事件の解決は・・・

序章から張り巡らされた伏線が一挙に解決する結末。本年度最高の警察小説、横山秀夫、健在なり!!!


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