希望の記憶 [book] [ウィリアム・K・クルーガー]
ウィリアム・K・クルーガー/講談社/お薦め度 ★★★★☆
「闇の記憶」の続編
前作「闇の記憶」では掟破り、事件が中途半端なまま終わる、を実践した著者、その結末とは!?
保安官・コークの首に懸賞金、逃走中に脚を撃たれ重傷を負う。行くついた先は従姉妹の獣医・ジュエルのところ。
警察官に夫を殺され、ひとり息子・レンと住むジュエル、そこで起こる殺人事件。レンの友達・チャーリーの父親が撲殺される。それに続く少女の水死体、さらに自動車事故に巻き込まれるレンの友人・・・
身動きできないコークに代わって強力な助っ人・ダイナ、前作にも登場、があらわれる。レン、チャーリーが繰り広げる無謀な行動を大人たちが見守り、アドバイスをする展開。物語が進むうちに子供たちが成長していく姿が清々しい。
前作の決着はまたまた次作へ続くと思いきや、最後の20ページでそれなりの決着がついたのでひと安心、。本書の存在意義はありました。
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