ローラ・フェイとの最後の会話 [book] [トマス・H・クック]
トマス・H・クック/早川書房/お薦め度 ★★★★
待望の最新刊!
歴史学者・ルーク、講演先で自分の人生を捻じ曲げられた?ローラ・フェイと20年ぶりに再会する。偶然なのか意図されたことなのか?
ホテルのラウンジで酒を酌み交わすルークとローラ。現在と過去が交差するなか、過去の悲劇が紐解かれていく。
過去の悲劇とはローラの元夫による父親の射殺事件、その発端をつくったのはローラだと信じているルーク。ふたりの会話の中からどんな真実が語られるのだろうか・・・
最小限の登場人物、ルークとローラの会話を中心に現在と過去が語られ、絡み合った糸が一本一本紐解かれていく様はさすが巧いが、結末がらしくない。新境地といわれればそうかもしれないが、もっとドスンと落ちてほしかった。
みなさんはどうですか?
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