最後の音楽 [book] [イアン・ランキン]
イアン・ランキン/早川書房/お薦め度 ★★★★☆
シリーズ第十八弾
リーバス警部、定年退職までの10日間
愛すべき警察官といえば、R・D・ウィングフィールドの「フロスト警部」、マイクル・コナリーの「ハリー・ボッシュ」・・・本書の「リーバス警部」ももちろんその内のひとり。
ロシアからの亡命詩人の撲殺、それに続く詩人の知り合い、録音技師の焼死。定年をまじかに控えたリーバスとクラーク部長刑事のタッグが捜査に当たることになる。
相変わらずの独断専行捜査の前に事なかれ主義の上司が立ちはだかる。なんとなんと、3日間の停職処分をくらってしまうリーバス、万事休すか!?
そんなことにめげるリーバスではない。
大上段にかまえた捻りではないが、最終章にふさわしい結末がまっている。本当にこれで終わりなのか?ハリー・ボッシュのように探偵になって再登場でもかまわない。期待して待っています。
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