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愛おしい骨 [book] [キャロル・オコンネル]

sample1.jpgキャロル・オコンネル/東京創元社/お薦め度 ★★★★

500頁超の大作

二十年ぶりに帰郷したオーレンを迎えたのは、夜な夜な玄関先に置かれる弟の骨となんら変わっていない家だった。

弟の捜査に否応なく巻き込まれるオーレン、二十年の歳月を元に戻った人々、副保安官の母・司書、ホテルの女主人、鳥類学者、その父・弁護士、その母・アルコール中毒、元警官・客員講師、の秘められた過去が次第に明らかになってゆく。

それらの人々に加え、当時のことすべてを理解している家政婦のハンナがオーレンの後押しをする。後押しというより影でリードすると言ったほうがいいかもしれません。ハンナのオーレンに対する大きな愛情ですね。

秘められた過去が次第に明らかになっていく様はさすがキャロル・オコンネル!?

この季節にぴったりの一冊ですね。


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