チャーム・シティ [book] [ローラ・リップマン]
ローラ・リップマン/早川書房/お薦め度 ★★★★
未読の一冊
1998年MWA賞最優秀ペーパーバック賞受賞作、テス・モナハン・シリーズ第二作
舞台はチャーム・シティと呼ばれるボルチモア。ボルチモア・オリオールズ(野球)、ボルチモア・レイブンズ(アメフト)などで知られるメリーランド州の都市。ボルチモア訛とは本書にあるように、「オリオールはエリオールに、火(フィイア)などはファーに、海岸まで(ダウン・トウ・ザ・オーシャン)はダウニーオーチンになるのだろう」
新聞社を首になり、弁護士事務所で働くことになったテス。只今私立探偵のライセンス申請中。
プロ・バスケットボールチームの誘致話にまつわるスキャンダラスが新聞にすっぱ抜かれる。その記事は掲載予定ではなく、何者かによってコンピューターを操作されたものだった。
テスは、二週間の期限付きで犯人を突き止めるため新聞社に雇われる。素人探偵の成果や如何に!?
1999年にアガサ賞最優秀長篇賞を受賞することになる本シリーズ、MWA賞よりアガサ賞にピッタリな作品。
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