グラーグ57 [book] [トム・ロブ・スミス]
トム・ロブ・スミス/新潮社/お薦め度 ★★★★
「チャイルド44」続編
波乱万丈の冒険小説
1956年、フルシチョフのスターリン批判が行われた年、主人公・レオ・ドミトリフはモスクワ殺人課を創設。国家保安省捜査官時代、上司からの命令で多くの人を逮捕、強制労働収容所へ送った。今は証拠にもとづく真実だけを追う仕事。
レオ・ドミトリフの囮捜査で強制労働収容所へ送られた、元司祭とその妻に絡んだと思われる連続殺人事件が起こる。
レオの捜査の前に立ちはだかる犯罪者集団のリーダーとなった元司祭の妻、フラエラ。
一向に心を開かない養女を盾に取られ、元司祭、ラーザリを脱出させるため「グラーグ57」(第57強制労働収容所)へ向かうはめになるレオ・ドミトリフ。
前作とは少々趣の異なる続編。しかも続々編も用意されているサービス満点のシリーズ。
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