真藤順丈/角川書店/お薦め度 ★★★★
日本ホラー小説大賞大賞受賞作
庵堂三兄弟の聖職は、死体のパーツを使い、箸、菜箸、茶筅、小皿、ペーパーナイフ、ハンガー・・・を作ること。すなわち「遺工」。なんとも凄い稼業ですこと。
長男が中心となり、三男が長兄を手伝っている。そこへ父の七回忌に次男が帰省、三人集まったところへ組長からの難題が持ち込まれ、更に騒がしくなる「工房」。
エンバーマーの話は海外のミステリーでも結構あるが、ここまでそれを進化?させた「遺工」は初めて。この設定が大賞の大きな要因かな、それにしても不思議な物語。
2009-01-06 19:01
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