タンゴステップ [book] [ヘニング・マンケル]
ヘニング・マンケル/東京創元社/お薦め度 ★★★★
ヘニング・マンケル最新刊
一人の老人の惨殺死体、血だらけの足跡、その形はタンゴステップ
舌ガンを宣告された警察官、ステファン・リンドマン、新米のころ指導してくれた先輩、モリーンが殺されたという新聞記事を見、ガン治療開始前休暇を事件に費やすためモリーンのもとを訪ねる。
事件に首を突っ込むうちに第二の殺人事件が起こる。地元警察は同一犯として捜査。
今回の物語はモリーンを殺した犯人としてブエノスアイレスから来た男がはじめから登場する。その男は第二の殺人事件は自分がやったものではないため、新犯人が捕まるまで帰国を延ばす。
第二の殺人事件は娘の登場であらぬ方向へと向かう。第二次世界大戦の勝者と敗者が作るスケールの大きな作品。
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