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狐火の家 [book] [~'23 国内編]

sample9.jpg貴志裕介/角川書店/お薦め度 ★★★★ 

密室殺人事件を題材にした連作短編集

貴志裕介らしくない一冊

密室殺人事件弁護士?青砥純子と防犯コンサルタント?榎本径のふたりによる連作短編集。

作風は奥田英朗の「イン・ザ・プール」「町長選挙」を彷彿させるユーモア・ミステリー。タランチュラの話があったり、将棋の話があったりと、なかなか多彩な趣味がおありのようで・・・

著者はじめての密室ミステリー「硝子のハンマー」、四年の歳月をかけた、に登場した青砥と榎木、登場人物は同じだが、本書の方が肩の力が抜けた作品になっている。 


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