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ハンニバル・ライジング [book] [~'23海外編]

トマス・ハリス/新潮社/お薦め度 ★★★★

レクター・シリーズ

なんで本書が映画化!?ちょっと首を捻りたくなります・・・

「羊たちの沈黙」から7年、「ハンニバル」で交錯するクラリスとレクター。本書は前二作を飛び越え、さかのぼりと言った方が、レクター博士の誕生の謎が明らかになる。

時間は第二次世界大戦までさかのぼる。両親を亡くし、妹ミーシャと逃げ惑うなか、ミーシャを襲う野獣たち、すべてを喪ったハンニバル、彼の支えになったのは叔父の妻、日本人、紫夫人。

医学校へ進んだハンニバル、ミーシャの悪夢を忘れることはなかった。自らの肉体に注射を打ち、野獣たちの記憶をよびさまし、復讐にかけるハンニバル。

ひとつの作品としてみれば「ハンニバルの誕生」でいいのかもしれませんが、時間軸のなかでマイナスはなかなか難しい気がします。


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