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エミリーの不在 [book] [~'23海外編]

ピーター・ロビンスン/講談社/お薦め度★★★★

「渇いた季節」に続くシリーズ第11弾

折り合いの悪い上司、州警察本部長、リドルから突然、個人的な依頼を受ける。十六歳の娘、エミリーを探し出してほしい、と。自由奔放で早熟なエミリーの内偵が始まる。

エミリーを取り巻く人間関係を辿るバンクス、終にエミリーを探し出し、リドルのもとへ連れ戻すことに成功。しかし、これは事件の序説に過ぎなかった。

バンクスの別居中の妻、サンドラ、と縒りを戻そうとするが、それが単なる勘違いそのものであったことに気づくバンクス。同僚の部長刑事、アニー、への感情。手元を離れた息子と娘への家族愛・・・

細やかな人間描写によって綴られたアラン・バンクス・シリーズ。前作同様、十分に堪能出来る一冊です。


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