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深夜のベルボーイ [book] [ジム・トンプスン]

ジム・トンプスン/扶桑社/お薦め度★★★★

1964年刊行の「ポップ1280」を手にして以来、虜に?なってしまった。「内なる殺人者」、「「残酷な夜」、「死ぬほどいい女」、「アフター・ダーク」・・・それに本書。

サム・ペキンパー監督の「ゲッタウェイ」(スティーブ・マックィーン, アリ・マッグロー主演)ほか結構映画化されていたりして・・・確かにお手ごろな読み物なんだけれど、ひとたびとりつかれてしまうとわたし的現象に陥ってしまう。

大学に通うことをあきらめ、あることで失職した病弱な父親の面倒をみながら、深夜のベルボーイとして働くダスティ。

夢をなくし、くたびれた生活を一変させる出来事が、蒸し暑い夏の夜起きる。事件の発端は深夜にあらわれた絶世の美人!そこからダスティの奈落?が始まる。

クライム・ノベルというのか、ノワールというのか、暗黒小説というのか・・・独特のテンポ、これでもかと奈落の底につき落とされる主人公・・・なんともそこがたまりません!
一度お試しいただければ・・・


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