ヘッドハンターズ [book] [ジョー・ネスボ]
ジョー・ネスボ/講談社/お薦め度 ★★★★
スタンドアローン
集英社からハリー・ホーレ・シリーズの「スノーマン」、講談社から本書と、なかなかの人気作家ぶり!?
表の仕事はヘッドハンター、裏の仕事は絵画泥棒。女房に画廊を経営させ、その赤字補てんに泥棒とはあきれた奴!?
そんな主人公がひとりの男のヘッドハンティングに関わる。ハンティングされる男はルーベンスの名画を持っているという。飛んで火にいる何とか・・・
ルーベンスの名画をいただいたのはいいが、ハンティングされる男の攻撃を受け、犯罪に巻き込まれ、自身も犯罪を犯すはめに。
クライムノベルなのだが、けっこうユーモラスなところもある話に仕上がっている。「チューモーク」の作家!
タグ:北欧ミステリー
スノーマン [book] [ジョー・ネスボ]
ジョー・ネスボ/集英社/お薦め度 ★★★★☆
ハリー・ホーレ警部シリーズ
シリーズ初邦訳だが、本国では十作が刊行されているようだ。シリーズ第一作、未邦訳、は「ガラスの鍵」賞を受賞している。
ひとりの女性の失踪?庭にスカーフを巻かれた雪だるま。続いて胴体は雪、その上に女性の頭部を乗せた雪だるまが発見される。ふたつの事件にはある共通点が・・・過去の未解決失踪事件とも類似!?
そんな折、ハリーのもとへ雪だるまからの手紙が・・・混迷する捜査。
10年前失踪した警官の死体が発見され、連続殺人事件との関連性が明らかになる。次々と浮かんでは消える容疑者。新人女性刑事も容疑者のひとりに。
遺伝子、ノルウェーの性、警察の統治機構など重層的な構成、驚きの結末もいい。掘り出し物の一冊!