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時は殺人者 [book] [ミシェル・ビュッシ]

sample1.jpgミシェル・ビュッシ/集英社/お薦め度 ★★★★

フレンチ・サスペンス

父の実家、コルシカ島、をバカンスでいつも訪れる私、クロチルド、の一家、27年前の8月、父、母、兄、私の乗った車が崖から転落、私以外は亡くなった。

事故後初めて、夫、娘を連れてコルシカ島を訪れるクロチルド、彼女に届いた一通の手紙、母の筆跡で私と母しか知らない事柄が書かれていた。母は生きているのか?

クロチルドは当時のことを知る人を訪ね、調べ始めると同時に不可解なことが身辺で起きる。金庫に入れた財布が盗まれる?知らぬ間に朝食の支度がされている・・・

母の死の疑惑がますます膨らむ。

物語は27年前のクロチドの日記とクロチドの現在が交互に語られる。健康的で明るい過去、少女時代、と夫との関係がギクシャクしている現在、42歳の弁護士、の対比が眀と暗!?

前作「黒い睡蓮」同様、筆者の持つ独特の雰囲気、フレンチ・サスペンス、を充分に愉しんでほしい・・・



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