沼の王の娘 [book] [~'23海外編]
カレン・ディオンヌ/ハーパーBOOKS/お薦め度 ★★★★☆
バリー賞長編賞受賞作
14歳で電気も水道もない原野の沼地のキャビンに拉致監禁されたわたしの母、2年後にわたしが生まれ、12歳まで力強く生き抜く必要なものすべてを父が授けてくれた・・・
配達を終え、下の娘を車に乗せ走っていると、ラジオから終身刑に服しているジェイコブ・ホルブルック、わたしの父、が看守を殺し逃走したというニュースが流れる。
ネイティブアメリカンの血をひく父はかつて<沼の王>と呼ばれ、アッパー半島、スペリオル湖、ミシガン湖、ヒューロン湖、五大湖のうちの3つに囲まれた、を熟知していた。父を捕まえ、刑務所に連れ戻すことはわたし以外には出来ない!
現在、追跡劇、と過去、母とわたしの監禁生活、が交互に語られる。それぞれの結末がラストで並行する様は衝撃的としか言いようがない!
幼いころからの父の刷りこみに戸惑いながら自分の家族、娘たちを、守る姿が凛々しい。
秀逸な一冊でした。
バリー賞長編賞受賞作
14歳で電気も水道もない原野の沼地のキャビンに拉致監禁されたわたしの母、2年後にわたしが生まれ、12歳まで力強く生き抜く必要なものすべてを父が授けてくれた・・・
配達を終え、下の娘を車に乗せ走っていると、ラジオから終身刑に服しているジェイコブ・ホルブルック、わたしの父、が看守を殺し逃走したというニュースが流れる。
ネイティブアメリカンの血をひく父はかつて<沼の王>と呼ばれ、アッパー半島、スペリオル湖、ミシガン湖、ヒューロン湖、五大湖のうちの3つに囲まれた、を熟知していた。父を捕まえ、刑務所に連れ戻すことはわたし以外には出来ない!
現在、追跡劇、と過去、母とわたしの監禁生活、が交互に語られる。それぞれの結末がラストで並行する様は衝撃的としか言いようがない!
幼いころからの父の刷りこみに戸惑いながら自分の家族、娘たちを、守る姿が凛々しい。
秀逸な一冊でした。
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