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生贄の木 [book] [キャロル・オコンネル]

sample1.jpgキャロル・オコンネル/東京創元社/お薦め度 ★★★★

シリーズ第十弾

前作「ルート66」はシリーズとして大きな節目を持つ作品だった。マロリーにも心境の変化が・・・

マロリーの友人チャールズ・バトラーの掃除婦オルテガが少女を助けるためバットで変質者を撃退したが、肝心の少女は姿を消す。マロリーとライカーは少女を探しに公園へ向かう。

そこでふたりが出くわしたのは袋詰めにされ木に吊るされて死にかけたいた男。その後も同様な状態で女の死体と生きている女が発見される。

事件を追うマロリーとライカーは15年前に今回の事件と同じような事件が起きていたことを知る。しかもなぜか事件はもみ消されていた・・・

ここで鍵を握るのがマロリーによって保護された少女ココ、チャールズにウィリアムズ症候群、ボタンを掛けれない、靴紐を結べない、音楽的才能を持つ、読書から様々なことを学ぶ、と診断された、彼女が目撃者ではないかとマロリーは推察する。

15年前の事件と現在の事件を追うマロリーとライカー、読み手の頭のなかはぐちゃぐちゃ!?整理して読み進めないといけません。しかも著者の変拍子、4ビートじゃない、に慣れるのに少々時間を要します。それさえ克服?できればいつものマロリー・シリーズ!

大きな節目を越えたマロリーにも変化がと思いきや、最後の最後にクールなマロリーが現れ、読者としてはほっと胸をなでおろす!?そんなシリーズ第十弾です。

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