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凍った夏 [book] [ジム・ケリー]

sample1.jpgジム・ケリー/東京創元社/お薦め度 ★★★★

新聞記者ドライデン・シリーズ第四弾

椅子に座ったまま凍死した男が発見される。家の扉はすべて開放されていた。警察は自殺と判断するが、新聞記者ドライデンは疑問をおぼえる。

続けて凍死した男の親友も自宅前で死体で発見される。ふたりは孤児院で行われていた虐待の被害者でもあり、30年前に起きた再審の証人として名乗りでていた。

30年前の事件にドライデンも間接的にかかわっていたことを1枚の写真が物語る。その写真には死んだふたりと凍死した男の姉、そしてドライデンが写っていた。

30年前の事件と証人として名乗り出たふたりの死、ドライデンの丹念な調査で明らかになる人々の秘密。最後の切り札として自分も証人になりうるとブラフをかけ、犯人をおびき寄せるドライデン。

派手さはないが丹念にしかけられた伏線、それを解きほぐすドライデン、イギリス発の本格ミステリー。

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