涙香迷宮 [book] [~'23 国内編]
竹本建治/講談社/お薦め度 ★★★★
2016年「このミス・・・」国内編第一位
いきなり殺人事件現場に連れて行かれる史上最年少の名人本因坊、牧場智久、そこには碁盤に突っ伏している男が・・・
話は変わって江戸川乱歩も敬愛した黒岩涙香、明治の小説家、翻訳家、ジャーナリスト・・・、談義が延々と・・・
それに加えて登場するのが「いろは歌」、すべての仮名を重複させずに使って作られた誦文、と「連珠」、五目並べとして成立するようにルール化されたゲーム、がこちらも延々と・・・なかなか辛い展開!?
涙香の隠れ家が見つかり調査に赴く面々、「いろは歌」四十八首に仕掛けられた暗号解読と殺人事件解明に天才棋士が挑む。
暗号解明の件は素晴らしいが読む人を選ぶ一冊。本書がなぜ2016年国内編の第一位なのかちょっと?大いに?・・・
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