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アックスマンのジャズ [book] [~'23海外編]

sample5.jpgレイ・セレスティン/早川書房/お薦め度 ★★★★☆

CWA賞最優秀新人賞受賞作

1918年から1919年、ニューオリンズのアックスマン(斧男)は6人を殺害した。

一人の新聞記者のもとにアックスマンからの封書が・・・「次の火曜日、私はニューオリンズを通過する・・・その時間にジャズバンドが演奏中の家にいる人間は全員見逃す・・・ジャズを奏でていない者は斧をくらう・・・」

リトル・イタリーで殺害された夫婦の事件を追う警部補のタルボットに上層部から事件解決の圧力がかかったいた。

ルボットの元上司、ルカ・ダンドレアが刑期を終え出所、イタリア・マフィアのボスを再度頼る。支援と引きかえにアックスマンの正体を突き止めることを依頼される。

探偵社に務めるアイダ、事務員で終わりたくないとアックスマン事件の調査に、友人のコルネット奏者、ルイス・アームストロングの力を借り、取りかかろうとしていた。

三者三様の捜査・調査が始まり、三者三様の人物に行き当たる件は実にユニークで、事件が一挙に三つ解決する離れ業を生む。このプロットがCWA賞受賞の鍵か!?

人種差別の激しい時代のニューオリンズとそれに絡むニューオリンズ・ジャズ、空気感半端ない物語!


タグ:CWA賞
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