ホテル1222 [book] [~'23海外編]
アンネ・ホルト/東京創元社/お薦め度 ★★★★
MWA賞ノミネート作
大荒れの天気、ハンネの乗った列車がトンネルで事故を起こす、運転手は死亡、乗客は風雪の中近くのホテルに避難する。
ホテルには食料の備蓄はあるものの「孤島」化してしまう。そんな状況下殺人事件が起きる。被害者は牧師。
事件に手を出したくないと思っていたハンネ、警官を辞め車椅子生活を送る、だったが、被害者を見た時ハンネの感情は揺さぶられた・・・
牧師に続き2件目の事件が発生、ホテルと続くアパートメントハウスの最上階には警備を必要とする誰か、胡散臭い金融界の大物、うるさ型の女性評論家・・・が事件解決を混迷化させる。
「孤島もの」だからハンネが最後に犯人を捕まえるのだが、もう一方の警備を必要とする誰かの問題はノルウェーのアメリカへの犯罪人引き渡しがからみスッキリしないのは残念。
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