失踪 [book] [ドン・ウィンズロウ]
ドン・ウィンズロウ/KADOKAWA/お薦め度 ★★★★
執念の物語
ネブラスカ州リンカーン、わたし的には二度訪れたことのある地、母親が目を離した隙に5歳の少女が消えてしまった。誘拐であれば3時間以内に75%が殺されてしまう・・・
捜査にあたるのは元海兵隊員のフランク・デッカー刑事、少女が生きていることを信じ様々な手を打つがやみくもに時間は過ぎるばかり。3週間が経過、第2の事件が起きる。
ここからが凄い!刑事を辞め、妻との離婚も覚悟、失踪した少女探しの旅に出る。1年が経過、ささやかな情報の行き着く先はニューヨーク、デッカーも初めて訪れる地。
ニューヨークで出会う、写真家、人気のファッションモデル、ニューヨーク市警の刑事、娼館の女主人、女実業家・・・いろんな人物が絡みながら結末へと向かう。
ウィンズロウらしい場面展開の早さは健在。とんでもない話だが、果たして少女の行方は?
同時に「報復」も刊行、ちょっとズルイよKADOKAWAさん!
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